アトゥールの日々

目指せインド or カナダでFire!!

三途の川

いつかみんな渡るのだ! 

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インドにお嫁に来る時、

肝炎やマラリアになって、人生半ばで死のうが私は後悔はしません。

と、なんとも大層な思いを持ってこの国に嫁いだ。

 

いやいや、今のご時世、肝炎やマラリア位で死なないし、と知ったのはインドに来てからだ。

私は、ジェットコースター大好き少女でも、高層ビルや断崖からジャンプするベースジャンパーの様に、人生にスリルを求るタイプでは決してない。

 

が、インドに来ていつも心の奥底にあるのは、

 

人間いつ死ぬかわからない。

 

と言う、感覚である。身の危険を感じたことは一度も無いが、死は日本にいる頃より、身近にあるのかもしれない。

しかし、これは、暗く重い感情ではなく、漠然とそこにあるといったもの。

家族みんなで、何なら大好きなお友達も連れて、

 

せーの!!

 

と、一緒に三途の川を渡れれば良いが、そういう訳にはいかないのである。

 

そして、いつの頃からか家族へは

 

人の死は生まれる前から決まっている

 

だから、ただ

”死とは、与えられた寿命が終わった”

 

だけのことである、と伝えている。

 

決して何かの宗教や洗脳、スピリチャルに感化された訳では無い。

多分、いつかどこかで聞いた言葉だと思うが、私にとってそう思うことは、

 

百害あって一利なし! 

あれっ🙄 間違えた反対だ😅

 

百利あって、一害無し!

 

と、思えた。

もし、私の死が穏やかなものであれば、それが早かろうが、私を大事に思ってくれる人は、時間と共に受け入れてくれるだろう

が、もし、そうでなければ…

 

世界の至る所で、毎日毎日、理不尽で悲しい事件が起きている。

もし、もし、私の命が何の関係もない人に、私になんの落度がないにも関わらず、或いは、何の理由も無く奪われるようなことがあれば、残された家族は、どこにその怒りや悲しみを持っていけば良いのであろうか?

 

ある日、突然愛する妻と子供を奪われた夫

突然両親を亡くし、生涯孤独となった子供

 

遺族に残るのは、

 

悲しみ続ける人生

後悔し続ける人生

誰かを恨み続ける人生

生きる意味を見いだせない人生

笑うことを忘れた人生

 

であっては、決してならない。

これらの感情からは、何も良いものは生まれない。

ただ、もし、もし、”死は既に決まっている”と信じられたら

 

私が飲酒運転の車に轢かれなくとも、私の寿命はその日で終わる運命だったとしたら、その死の受け止め方は、随分違って来るのではないだろうか?

 

さて、命を奪われた私はどう思うだろう?

命を奪った人を恨み続け、成仏出来ずに祟ろうとするだろうか?

 

いや、きっとしない。

そんな人の事どうでも良い、もう私の命は戻らないのだから。

それよりも残された家族の事を思うだけだろう。

 

愛する家族が、悲しみから立ち上がり、残りの人生をどうか幸せに生きて欲しい

 

それ以外に思うことは無いのではなかろうか

 

人生の全ての出来事は、生まれる前に自分で決めてくると言う人もいる。

結婚、仕事、死期等の大まかなことだけを決めてくると言う人もいる。

運命は自分で切り開けるという人もいる。

 

私は、色んな意見を聞くのが好きだ。

でも、一人に傾くことは無い。

あっ、この考え方良いな!

と、思ったものを採用する主義。

だから、辻褄が合わないことが有っても良いのである。

時に、幽霊はいる。時に、そんなものはいない、それで良いのである。

 

連日のタリバンのニュースを見て、空港に駆けつけ何とか飛行機に乗り込もうと群がった人達は皆男性だった。

彼らに家族はいないのだろうか?

それとも家族を置いて自分だけ逃げようとしたのだろうか?

200%信用している主人が、私と子供を置いて逃げ出し、私達はタリバンに惨殺されたらどうか?

死に方に意味は無い等と言っていられるだろうか?

 

絶対成仏なんかしないし😤

恨みに恨み、恨みたおしてやる😡😡

言ってる事、正反対💦