輪廻転生
人間に昇格🐶
今日は、プジャと言う、お祈りの儀式をして頂いた。
そこで聞いたお話。
我が家のワンコは、屋根のある家で、食べ物に困ることもなく皆に愛されて生涯を終えた。
そのようなペットは、次は必ず人間として生まれ変わる。
ヒンドゥー教は輪廻転生を信じる。ヒンドゥー教から派生した仏教もしかり。
我が家のワンコの最後はとても穏やかであった。
会社から駆けつけた私の腕の中で静かに眠りについた。
朝はいつも通り、ごはんを食べ、1階と2階を行き来していたので、子供から
『呼んでも動かない』と、連絡を受けた時は、まさかこの日が最後となるなど思いもよらなかった。
私が帰るまで、子供達2人にマミーが、ずーと付き添っていてくれた。
穏やかな呼吸で、私が駆け付けた時は、混沌とした意識の中でも、一生懸命起きて出迎えようとした。
その後、私を待っていたかのように、静かに息を引き取った。
マミーは言う。
こんな穏やかな旅立ちは初めて見た。
人間もこんな風に逝きたいものだ。
死は終わりでなく、新しい人生の始まり だと言う。
次は人間になれるなら、我が家のスターワンコも漸く選択権を与えられる人生を得ることになる。
が、人間界の下っ端、辛い人生が待っているのではないだろうか?
と、また、少し悲しくなる。
が、今日、プジャをしたことで、私の気持ちの整理が少し着いた。
そう、私が愛してやまないワンコは新たな人生に向けて旅立ったのである。
仏教で言う、法要の意味が少し分かったような気がする。
これは、旅立つ者にも残された者にも、共に必要なものであると。
心の錘は取れないけれど、自分でも驚くほど、穏やかである。