かくれんぼ作戦
そう来るか🤣
我が家の住込みのお手伝い君、まだ16歳。
去年のロックダウン以降、まともなメイドが見つからない。
多くのメイドが村へ帰ってしまったのもあるが、運も悪かった。
気がふれたメイドに、命の危険(❓)にさらされたメイドと書きたいことは山ほどあるが、有り過ぎてここでは省略。
来る人来る人、仕事の出来ない人だった。
もう、女性はこりごり😫
と、マミーが言い、今度は男の子をエージェントより、送ってもらった。
お手伝いを派遣するエージェント曰く、男の子は、女性の数倍仕事ができるし、無駄口叩かない、一度男性を雇うともう女性は扱えないよ、なんて言う。
確かに、デリーの親戚も、いつも男性のお手伝いを置いており、同じ事を言っている。
私は期待はしていないものの
今度来た子は、笑顔の素敵な子であった。仏頂面な人も多いけど、家が暗くなるから、せめて笑顔で居てくれるのはこちらとしても有難い。
16と言う年齢が少々気にはなったが、未経験では無く、仕事は一通りできるとの事。
我が家に来て3か月。
彼が来てからと言うもの、彼を呼ぶ声が一日中絶えない。
彼のお部屋は、一番上の3階にある。
一つ仕事をするとすぐ、上の自室に駆け込む。朝は起きてこない。呼んでもなかなか降りてこない。
これまた、問題の多い子であった😭
マミーは1日3回チャイを飲むが、作ってもらえるのは1回位。あとはマミーが彼の分のチャイも作っている(なぜー😫)
時間励行の義理両親、食事もチャイを飲む時間もほぼ決まっているにも関わらずである。
それは、ダメでしょ!! チャイも作って貰えないなら意味ないじゃん😣
と、厳しく言うも、私達の期待値は、日一日と下がっていく。
なんだか、デジャブ🙄
去年も、こんな感じだったなー。
ごはん作ってくれるだけでも良いか。
洗い物しなくて良いだけ良くない?
しまいには、誰もいないよりはましだから、次が見つかるまで、我慢しよう。
と、マミーと肩を抱き合って慰め合ったものだ。
普段家に居ない主人と私。
村の子など、親に怒鳴られ、叩かれ育ってきたのである。
年老いたマミーが怒ったところで、ビクともしない。
昨日は、普段飲まないチャイを、私は彼にお願いした。朝の10時である。
彼は、
『今、いる?』
と、聞くので、
『YES』
そもそも、何だその問いかけは🙄と、思ったが、その後20分経っても、チャイが届かない。
これはおかしい🙄と、2階から名前を呼べども返事がない。どうやら、下にはいない様子。彼の部屋に乗り込んで、何をしてるか見てみよう。
と、階段を上ったときに、少し、足音が聞こえた。
だが、部屋を見るともぬけの殻。屋上に出たのかと、外を見るが居ない。
声を掛けても、返事は無し。
階下のマミーにもう一度聞くが、下にはいないと言う。
残るは一つ、お手洗いだ。
彼の部屋についているお手洗い、先に部屋で声を掛けても返事はなかった。
更に、声を掛けドアを開けようとしたら、
慌てて、中からドアを閉めるではないか!!
いるんかい😤
『呼んでるのに、なんで返事をしないの!!』
と、怒るも、
『すぐ、行くから』
としか、言わない。
彼は、部屋で電話をしていたところ、階段を上がる私の足音が聞こえた為、慌ててお手洗いへ駈け込んだとみた。
マミーは呼んでも、返事が無い、降りてこないと、自分で仕事をしてしまう。
腹は立てども、待ってられない。その内、降りてくるだろうと。
だが、私はそうは、いかぬ。
『お手洗いで何やってたの?』
と、怒ると、
『ちょ、ちょとお腹の調子が。。。』
と、のたまう彼。
『ふーん、聞くところによると、毎日朝夕あなたは、お腹の調子が悪いみたいね』
『電話をしていたのか?』
と、問い詰めるが、勿論、していないと言う彼。
なら、ちょっと、
『携帯持ってきて、見せてみい!』
と、凄む私。
彼は、極上の笑顔で
『ノープロブレム😊、今チャイ持ってくるね。』
と、言う。
(この、ノープロブレムは、分かった持ってきますのそれでは無く、持ってくる必要はないのノープロブレムである。)
あんた達(その他多くのワーカーさん達含む)、その単語、絶対使い方、間違えてるから💨💨
『バビー(私の呼称)、チャイー』
と、その後、すぐチャイが届いた。さっきまでお手洗いに隠れていた彼、慌てて出てきた彼、なんだか飲む気がしないのは気のせいか。。。
今の若いメイドさん達は、電話中毒である。まだ16歳、分からぬも無いが、仕事はしなくてはいけない。
彼もご多分に漏れずである。また、我が家のWIFI使いまくり、夜中まで映画を見ている為、朝起きれず、彼が来てからWIFIが月末まで持たなくなった。
そう、パスワードを教えたのは私😅
しかし、色んなお手伝いさんを見てきたが、お手洗いに隠れた子は始めてだわー😂
でも、笑顔って、最強の武器だよね。
彼の笑顔をみると、なんだか、怒るのがあほらしくなってしまう。😂