アトゥールの日々

目指せインド or カナダでFire!!

思い出話

私は豚子🐷

 

豚の親子が泥沼に寝転がっているのを見る度に思い出す思い出がある。

それは、遥か遠ーい遠い昔の話である。

 

私がバンクーバーに1週間程滞在した時である。

フードコートでお昼を食べたある日の午後。

そこは大変込み合っていて、席を探すのも大変だったが、1人なので相席をお願いして食事を終え、トレーを棚に戻しに行く時であった。

 

前から、高齢の気品漂うおば様が歩いてくる。

狭い通路でぶつかりそうになるので、避けようと右によると、その”お上品な”おば様も同じ方角へと退いたのである。慌てて、私が反対側へ避けると、彼女もまた同時に反対側へと避けたのである。

 

2度も同じタイミングで同じ方へ避けてしまい、

 

笑顔で、『Oh, so sorry...』

 

と、とっさに謝った私に、そのいかにも ”気品あるお上品そうな” おば様は、

な、なんと私に言ったではないか、

 

『You F***ing   Pig ‼ 🤬』

『Get out of my way‼ 👿』

『You ーーー😈😤🤬👹👽💀😡etc..』

 

もう一度、言います。

 

『F****ing PIG !!』

 

さらに、言います。

 

『ユーー ピッーーーーーーーーーグ ‼️』

 

ピ、ピッグーーーー??? 👀👀👀

ピッグて、こ、これか??

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いや、いや、こんな可愛いピッグでは、決してないだろう😖

 

確かに、あの時は、人生で一番太ってた時期。どこから見てもスリムとは言い難かった。

 

が、

 

私にもあったであろう、お幼き頃も、ましてや冗談ででも、”豚”と、罵られたことはそれまでの人生で一度も無い、それも公衆の面前で😖

 

人生これ程衝撃を受けたのは、後にも先にもこれしか記憶にない。

それも、何とも”お上品なおば様”とお見受けした女性から、突然発せられたその汚い言葉に私はすごい衝撃を受けた。

ピッグの後にも、何やらすごい剣幕で言っていたようだが、”ピッグ”と聞いた瞬間、全ての思考が止まった。

 

トレーぶつかったか?

服にドリンクでもかかったか?

 

いや、いや、接触はなかったぞ。それにすぐ謝る日本人。

ちゃんと、聞こえるように、ソーリーも言ったよね。

なぜに、私を ”豚” 呼ばわりするのであろう😰

 

気品あるお上品なおば様、もとい、あの婆ーさん、なぜに、あそこまで怒ったのであろう?

大勢の人が見る中、怒鳴りながら去っていく彼女に、居てもたってもいられずに、そそくさと立ち去る私。

何とも、悲しい出来事だった。

 

今の私だったら、きっと言える。

『イクスキューズ ミー🖐』

『今、あなた何か、ほざきましたか??』

 

と、

 

これを書きつつ、段々腹が立ってきた、自分に。

何も言い返せなかった自分に。

 

子豚は今や、大豚になりましたよ、お上品なおば様!!